季節外のそばの花が可憐に咲きました。去年「大好きなのよ」と言ったら生徒さんの一人が自分の家で栽培しているそばの種を持ってきてくれたのです。去年の秋に見事に咲いてくれた花のタネがこぼれていたのでしょうか?2本だけひっそりと梅の木の下で咲いているのです。見つけたときは、びっくりしました。
秋のそば畑を見たことがあるでしょうか?そりゃぁきれいです。真っ白で畑の中に飛び込みたくなるくらい胸がキューンとします。

米の出来ない寒冷地の細々とした土地でも育つというそばの生命力はたくましいのですね。飢えをしのいだそばを今私は観賞用に育てて楽しんでいます。

少しうしろめたい気もしながら。。。

すみれなどの可憐さではなく、もっと質素で素朴な可憐さです。でもこれが
たまらなくいいのです。

キッチンや居間に2~3本、小さなびんに入れて飾っておくだけで、すごく

ゆったりとした気分になれます。

園芸店では売ってはいませんけどそば農家に頼んでおくとゆずってもらえるそうなので機会があったら是非『自分だけのそばの花』を育ててみませんか?

ほのぼのとした小さな幸せが訪れそうな、そんな気がします。
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